中華液タブHUION GT-156HD ファーストインプレッション

ペンタブレットといえばワコムが定番ですが、液晶タブレットは値が張る上に、まだまだ発展途上中…。
国内保証という意味で、安心は変えますがやはり中々手が出ない!
ということで、選択肢になるのが中華液晶タブレット

気になっている人も多いと思いますが、やはり中国製という壁が大きくそびえ立ちますね。
ただ、そんな中華液タブの中でもHUION製品の一部は、日本国内に代理店があり、メーカーだけでなくこちらでサポートが受けられるので、他の製品よりも安心感が!

こちらが代理店をしているフラットポイントさん。

www.flapo-print.com



気になるのが製品だけでなく付属品等のサポートですが、メールで問い合わせたところ、ペンやペン先、ケーブル類の付属消耗品も個別で対応してくれると、回答をいただきました。

 

ということで、サポート内容も確認できたのでいざ購入へ。
選んだのは取扱の中でも解像度がHDであり、サイズも手頃なHUION GT-156HD。
セール価格で通常価格よりお安く59,800円 (税込)で購入。


届いた商品がこちら!

 

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…さすが中国製。質素やなぁと思って箱を開けると

 

 

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ちゃんと化粧箱あるやん!!!

外箱にぴったりサイズのマトリョーシカスタイルでこちらが出てきました。

そして、さらに開けるていくと…

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思った以上に今風のパッケージで物が入っていました。
フタ裏にはクッション材もついていたので、本体がぐらつくことはなさそうでした。
ちなみに、電源アダプタは、各国のコンセントに対応できるよう、一通りのコネクタが入っています。


とりあえず、必要なものを取り出しいざ接続へ。

接続の前に一つ気をつけなければならないのが、他製品のタブレットドライバと競合を起こしてしまうので、事前にドライバをアンインストールする必要があります。

事前の準備が整ったら、電源、HDMI、USBをまずは接続して、本体側コネクタに接続。
するとすぐにディスプレイとして認識されるので、本体の電源を入れます。
デスクトップ画面が無事表示されれば、そこで初めてドライバのインストールを。

ドライバは念の為、本体付属ではなくメーカーサイトから最新版をDLして使用しました。
https://www.huiontablet.com/support/

インストールが終われば、ペンが反応するはずなので、さっそくドライバでキャリブレーションをすればいい感じに使えるようになります。
ちなみに、ペンは充電式なので接続中に軽く充電しておくと良いと思います。

キャリブレーションが終われば、次に画面の色味等の設定へ。
ひとまず、青みがやたら強いんですが、対応済みのカラープロファイルが配布されているのでこちらを設定します。

xiaomi-okome.blogspot.jp

その後の設定は、本体側、ドライバ側には特に設定がないので、グラフィックドライバやOS側で設定することになります。
NVIDIA系ならドライバのコントロールパネルで調整できるので、特に苦労することはないかと思います。


ここまで設定できればとりあえず使えるはずなので
クリスタを立ち上げ、早速試し書き。

ざっくりとストローク感を撮影してみたのでご参考ください。

 


HUION GT-156HD - CLIP STUDIO PAINTでのストロークチェック

なお、ペン自体の使用感ですが、重さは結構軽く感じ、思ったより疲れにくいかなというところです。
ペン先の沈みですがワコムのintuos4と手元で実測してみたところ、intuos4の沈みが約0.7mmに対して、こちらのペンは約1.5mm。
倍以上沈みますが、仕事として四六時中使い込んでいるわけでもないので、違和感は特に感じなかったですね。

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上:intuos4のペンとの比較

それよりも、液タブとしての絵の描きやすさの方が印象として強かったです。
特に、板タブと比べて思ったところで思った方向にストロークできるというのがありがたく、Ctrl+Zで書き直す回数が格段に減りました…。
液タブに変えて、線画作業の時短になったとよく言われるのは、ここが大きいかと思います。
板タブに比べ、手元が隠れて線がひきにくくなる…という声もありますが、紙にも絵を描いてる人なら特に問題ないでしょうね。
同じ条件なわけですし。


とまあ、まだ使い込んでないので使い続けると何かしらもっと意見、感想が出るかと思いますが、ファーストインプレッションとしてはこんな感じでした。
現状特に未知数なのが耐久性。
こればっかりは使っていかないとわからないところなのでどうなるか…。

とはいえ、板タブからの乗り換えとしては、現状コスト使用感共に満足はしてるので、長く使えればありがたいなぁという感じですね。

 

その他、製品レビューの参考になるかと:

xiaomi-okome.blogspot.jp

 

pentablet.club